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2019/05/13 【会社の成長に関係あり?会社名の決め方まとめ】

いざ会社を設立するとき、悩んでしまうのが会社名の決め方。会社名は、会社のイメージを左右するため、ときに会社の業績に影響が出ることも。

今回は、会社名の決め方のルールや法律上の決まり、英語表記のルールなどについて解説していきます。決め方の参考にもなる、有名企業の名前の由来もご紹介します。

 

1.≪会社名決めにおける基本的なルール≫

まずは、会社名の決め方に関する基本的なルールや法律をご紹介します。これらのルールに則って、自分の会社にぴったりの会社名を考えていきましょう。会社名は、法律上、「商号」といいます。

 

(1)会社名に使える文字・符号

法律上、会社名に使える文字の種類は以下の通りです。

 

  • 漢字
  • ひらがな
  • カタカナ
  • ローマ字(大文字・小文字)
  • アラビア数字(0, 1, 2, 3, 4, 5……)

 

そして、符号は以下のものが使えます。

 

  • &(アンパサンド)
  • ‘(アポストロフィ)
  • ,(コンマ)
  • -(ハイフン)
  • .(ピリオド)
  • ・(中点)

 

「☆」や「♪」、絵文字などの特殊な記号や文字は会社名に使うことができません。また、符号は文字を区切るときのみで、先頭や末尾に使うことができません。

 

(2)必ず会社の法人格を示す言葉をつける

会社名には、「株式会社」「合同会社」など、必ず会社の法人格をつける必要があります。位置は会社名の前後どちらにつけても問題ありませんので、文字の配置や口に出した時の響きでしっくりくる方を選びましょう。

 

なお、現在の法律では、会社の法人格として英語の「Co., Ltd」などを用いることができなくなっています。英語で会社名をつけたい場合も、日本語の法人格をつけて「(英語名)株式会社」などとなります。

ただし、定款には英語表記ができるので、海外と取引がある企業やグローバル展開をしている企業は、定款は英語表記で記載するのが一般的です。

 

(3)同一の住所に同じ会社名はNG

法律上、同じ住所で同じ会社名の会社が登記することはできません。

以前なら基本的にありえないことでしたが、現在はパソコン1台あればどこでも仕事ができるので、同一住所に2つ以上の会社が存在しても不思議ではありません。こういった場合は、バーチャルオフィスなど住所をレンタルできるサービスを利用するのが便利です。

 

(4)類似する会社名がないかチェック

法律上は、住所さえ違えば類似した名前の会社が既に存在していても登記することは可能です。しかし、類似の会社名があった場合、「不正競争防止法」により損害賠償を求められる可能性があります。

また、会社名以外にも、似たような商品名やサービスがある場合には「商標権の侵害」で訴えられてしまうことも。

会社名や商品名は、候補の名前をインターネットなどで検索し、類似のものがないかどうか確認してから決めましょう。

 

(5)公序良俗に反するものは不可

会社名には、公序良俗に反するものは使用できません。例えば、侮辱的な言葉や犯罪を想起させる言葉、ネガティブなイメージの単語など、他者に不快感を抱かせるような会社名です。

また、「◯◯士」「○○大学」など国家資格や行政組織、団体等と誤認させるような会社名も使用できません。著名な故人・歴史上の人物、他社が商標権や著作権を持つキャラクター名・商品名なども、公序良俗に反するとされて登記できなかったり、訴訟を受けたりする可能性があります。

 

(6)「支店」「支社」は使えない

「支店」「支社」「部署」などといった、ある会社の一部であることを示すような言葉は会社名に含めることができません。

 

(7)法律で禁止されている言葉とは?

「銀行」「保険」「信用金庫」など、特定の業種を表す言葉は、その業種以外の会社は会社名に使うことができません。逆に、それらの業種の会社は、必ず会社名にその言葉を含める必要があります。

 

2.≪会社名決めで注意したいこと≫

それでは、実際に会社名の決め方で注意したいことを解説していきます。決め方のポイントを押さえて、覚えやすく広く知られる会社名を考えましょう。

 

(1)会社名は意味・由来があるものを

会社名の決め方でもっとも重要なのは、意味や由来があるということです。事業で実現したいビジョンを込めた会社名は、人に説明しやすく覚えてもらいやすいというメリットがあります。

とはいえ、あまり長い会社名は口に出したり覚えたりしにくいので、意味や由来を込めつつ簡潔な会社名を選ぶのがおすすめです。

 

(2)ドメインを取得できるか

会社名の決め方で、意外と見落としやすいのがドメインの取得。

会社の公式ページは、事業を広く人々に知ってもらうためにとても重要です。ドメインと会社名がちぐはぐだと顧客や取引先が混乱してしまいかねないので、なるべく同じまたは近いドメインを取得できる会社名がいいでしょう。

 

また、会社名を検索した時、自社のページが上位に表示されるというのも重要なポイント。会社名が既に漫画のキャラクターやブロガーのハンドルネームなどとして使われているというケースもあります。同じ名称のコンテンツの人気が高いほど検索で見つかりにくいので、会社名の決め方には「ネット検索」という要素も含めて考えましょう。

 

(3)外国語での意味・発音も確認しておく

日本語だけではなく、外国語での意味も会社名の決め方として重要です。日本語では問題ないように思える会社名も、外国の人が聞くと思わぬ意味に捉えられてしまうことも。

例えば、「カルピス」は、英語で「cow(牛)+piss(おしっこ)」という意味に聞こえてしまうので、海外ではカルピスは「カルピコ」という名前で販売されています。

 

このようなことを避けるために、会社名を決める時には英語・フランス語・スペイン語…など、思いつく限りの言葉でネガティブな意味を持たない言葉かどうか確かめましょう。

また、グローバル展開を考えている企業の場合、外国人が覚えやすく発音しやすいということも会社名の決め方のポイントとなります。

 

3.≪有名企業を参考に!会社名の由来3選≫

有名企業の会社名は、覚えやすくて事業内容を端的に表しているものが多いです。自社にぴったりの会社名を考えるために、有名企業の会社名の決め方を参考にしてみましょう。

 

(1)株式会社ファーストリテイリング

ユニクロやGUを展開するアパレル企業「株式会社ファーストリテイリング」は、会社名がそのまま会社のビジョンになっています。「ファースト(素早い)」「リテイリング(小売業)」という英単語を組み合わせた造語で、ファストフードのように素早く提供できるアパレル(=ファストファッション)を表しています。

既存の企業とは明確に違う事業形態を持っている場合、そのビジョンを生かした会社名の決め方がおすすめです。

 

(2)株式会社メルカリ

フリーマーケットアプリを運営する「株式会社メルカリ」の「メルカリ」は、ラテン語の「商いする(mercari)」が由来です。ラテン語は英語・フランス語・イタリア語・スペイン語などに分かれて派生していった言葉のため、全世界に似たような単語があり通じやすいという特徴があります。

業態にまつわる言葉の由来は、会社名の決め方のヒントになります。

 

(3)アートコーポレーション株式会社

「アートコーポレーション株式会社」は、アート引越しセンターなどを展開する会社です。

引越し業者を探す時、電話帳の一番前に来るようにという意味で「アート」という言葉が選ばれました。同じ理由で、引越し業者は「アーク引越しセンター」「アリさんマーク」など、「ア」で始まる会社名が多くなっています。企業理念や業態を表す以外に、こういった利点で選ぶという会社名の決め方もあります。

 

4.≪会社名の決め方に関するよくある疑問≫

 

最後に、会社名の決め方に関する疑問を解決していきます。

 

(1)会社名は後から変更できる?

結論から言うと、会社名を後から変更することは可能です。

会社名を変えるには、法務局で登記の変更手続きをする必要があります。事業所の看板やホームページの名称を変えただけでは、会社名を変えたことにはならないので注意してください。

 

株式会社の場合は、まず株主総会で承認を受け、株主総会の議事録を作成します。議事録と登記申請書、新しい名称の会社実印を押した印鑑届出書を法務局に提出し、手続きは完了です。登記の変更を自分で行うには4万円、税理士などに依頼する場合は7〜8万円の費用がかかります。

 

(2)英語で表記したいときはどうしたらいい?

先にもお伝えしましたが、「株式会社」などの法人格を英語で登記することはできません。しかし、定款やホームページに英語で表記した会社名を記載したい場合は、「(英語名)Co., Ltd.」などといった英語表記が使えます。

英語の法人格として使えるのは、以下の通りです。

 

  • (Company・会社)
  • (Limited・有限の)
  • (Incorporated・法人化された)
  • (Corporation・株式会社)

 

それぞれに使い方の定義や明確な違いはないので、会社名と合わせてしっくり来るものを選んで使って問題ありません。

 

(3)どうしても会社名が決められないときは?

会社名の決め方は、基本的なルールさえ守れば自由です。どうしても悩んでしまって決められない時は、直感的にピンときたものや、なんとなくしっくり来る語感のものを選ぶといいでしょう。辞書で開いたページの言葉や、子どもが直感的に決めた会社名を選んだという人もいるようですよ。

 

5.≪まとめ≫

会社名の決め方やルールをご紹介してきましたが、いかがでしたか?

会社名は、会社のイメージを担っていく重要なもの。長く使い続けるものだからこそ、しっくりと来る良い会社名を考えられると良いですね。